「氣」で「執着」を取り去る
仏教では、苦しみの原因は「執着」にあるといわれます。
物事にとらわれることによって、悩み・不安等の苦が生じるというのです。
何かにとらわれているときは、視野が狭くなっているものです。
広い視点で柔軟に対応することもやり難くなっているでしょう。
武道にも「執着」があります。
相手にとらわれると、全体が感じ取れなくなります。
「氣」が四方八方に通っている状態で「心」を向けると、全体を感じ取れます。
「氣」が四方八方に通い、広い感覚を持つことが、
「執着」による苦しみを取り除くことにも役立ちそうです。