心を使う

ブログの中で、「心を使う」に関するものです。

包むものがある

お母さんに抱かれた赤ちゃん

愛情に包まれている

優しさに包まれている

そのものを包み、守り、安心感を与え、癒す、

何かが存在する

対象物か?

箸は動かす対象物か?

自転車は操る対象物か?

使いこなせるようになれば

物にも神経が通ったようになり

物が身体の一部のようになっている

自分と物とが一体化している

もう対象物ではなくなっている

人だから出来ること

機械化が進んで機械が人の手に取って代わっているが

機械ではマネが出来ないことがある

それは心を使うこと

おにぎりを握る

愛情を込めて

赤ちゃんの口に食べ物を運ぶ

優しさをもって

体調の悪い人に手を添える

思いやりをもって

心が伴う動きは

機械ではマネ出来ない

大事なものを守る「氣」

子を抱っこする

おんぶする

ただ物理的に持つだけではない

大事なものを守ろうとする

空氣が存在する

氣を送ると

子に触れる母の手

子からは

呼吸が伝わる

鼓動が伝わる

心の状態が伝わる

氣を送り込めば

微細なものが伝わって来る

心の切り換え

やるべきことが次々ある

心の切り替えの上手な人は

ことの始めからそのことに集中している

心の切り替えの下手な人は

しばらく経ってから集中し始める

取り組み始めの差の積み重ねが

大きな差となって現れる

先行く心が

心が先に行って歩んでいる

先行く心が

迷っていたり何かに囚われていては

前へ進む力は弱まる

先行く心が

ハッキリと目標に向かっていれば

前へ進む力は強まる

念の力

念が先行すると

それが追い風となり

大きな助けとなる

成るか成らぬかには

念をはっきり起こすか否かが

大きく影響する

心を使って触れる

草取りをするとき

地中の根まで氣持ちを向けると、丸ごと抜き易い

根を感じ、根と繋がり一体となって動く

小さな子等の手をとって歩くときも

同じことをしている

相手を感じ、相手と繋がり一体となって動く

触れるときは

心でそのもの全体を感じ取ると良い

動きの質を高める心

進む方向へ心をはっきり向けて歩けば

身体は安定ししっかりする

心なく歩けば

身体は不安定になる

何事を行うにも

心をはっきり使うことで

動きの質は上がる

氣力で動く身体

ヘトヘトで氣力でマラソンを走る時

体力を消耗しない為に

必要最低限の力で動いているのではないか

走る「氣力」があって

「心」がゴールに向かい

そして「身体」が動いている

普段もそんな感じで動けば

力まず動けるのでは…?

物に氣を通す

「不注意」に物を落としてしまう

物に「意が注がれていなかった」のでしょうか…

大事なものだったら、落とさなかったかもしれません

物に「意を注ぐ」、これを物に「氣を通す」といいます

氣を通せば、そのものと繋がり

不注意に落とすことはなくなります

相手の「心」を導く

合氣道の技で相手を導く際に

相手の何を対象とするか?

「身体」を対象にすると、こちらも「身体」を使ってしまいます

「心」を対象にすると、こちらも「心」を使い「氣」を使って

相手が動きやすいように、“配慮”して導きます。

何事においても人を導く際は、相手の「心」に対して、

「心」や「氣」を使って、“配慮”しながら導く方が良いでしょう

氣持ちで包み込む

寝ている子を静かに抱き起こして寝床に運ぶ

子の身体全体を運ぶ為に、どこかにぶつけないようにする為に、

氣持ちは子を包み込んでいる

「氣持ちで包み込む」

これは、介護の場面等にも役立つ

人を、“癒やす”ことにも役立つ

優しい氣持ちの伴う手

孫を優しく撫でるおじいさん・おばあさんの手

子を優しく抱っこするお父さん・お母さんの手

人間の手は単なる“物”ではない

優しい氣持ちが伴っている

優しい氣持ちが伴う手は、人を癒し、元氣付ける力がある

ロボットの手には真似できない

人間に与えられたこの能力を、充分に活かしたいものだ

「心」が向く習慣付け

『心ここに在らざれば、

視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず』といいます

心をきちんと向ける習慣を付けたいものです

心身統一合氣道の稽古では

身体の向きを180度または90度変えたときに、

そちらにあるものが瞬時にハッキリ見えるように訓練します(前後運動、八方運動)

いつでも身体の向いた方向に心が向く習慣が付いてきます