心がしずまる程
細やかなものをキャッチ出来る
鳥がいる
虫がいる
草花がいる
心がしずまる程
彼らの息吹を感じる
ブログの中で、「氣付く力」に関するものです。
心がしずまる程
細やかなものをキャッチ出来る
鳥がいる
虫がいる
草花がいる
心がしずまる程
彼らの息吹を感じる
子に触れる母の手
子からは
呼吸が伝わる
鼓動が伝わる
心の状態が伝わる
氣を送り込めば
微細なものが伝わって来る
おにぎりを握る
力を込めて
お米の状態がよく伝わって来ない
お米を握りつぶしているかもしれない
おにぎりをにぎる
氣持ちを込めて
お米の状態がよく伝わって来る
優しくふっくらと握れる
氣持ちを込めれば
込めた相手の状態が
良く伝わって来る
心の状態で氣が変わる
心が動けば氣が動く
だから相手の雰囲氣をみる
雰囲氣をみれば
相手の心の状態や変化に氣付き易い
護身にも役立つ
氣配りにも役立つ
思い遣りにも役立つ
「木を見て森を見ず」という
一生懸命見よう見ようとすれば
そこだけしか見えなくなる
心を対象に向け
広く全体を感じ取れるように
眺めている位が丁度良い
我々は大自然の一部の存在
大自然の理に則って生きるのが生き易いはず
自然ではない「不自然」
理に合わない「無理」に
氣付ける智慧を身に着けたい
心が身体を動かしている
心で思ったことが言葉に出る行動に出る
相手を理解する為には
何故そう言うのかそうするのか
心に焦点を当てる必要がある
周囲への氣遣いが出来るということは
周囲の物事によく氣がつくということ
それは護身への第一歩
身を守ることにもつながる
身の回りの整理・整頓をすることは
身の回りに氣を配ること
身の回りに氣を配ることが出来れば
身の回りの危険を察知して
危険を回避することができる
整理・整頓は
護身にもつながる
お箸もペンも
自然と先端が感じられるのは何故か?
知らぬ間に
お箸やペンに氣が通っている
大切な人々に対しても
氣が通っていれば
自然と相手のことを感じ取れる
言葉は曖昧なもの
「好き」にもいろいろ…程度がある
「出来る」にもいろいろ…度合がある
「やる」にもいろいろ…本氣度がある
言葉を理解するのではなく
心を理解しなければならない
人と接するときに「みる」とは
視覚で捉えられるものを認識するだけではない
視覚+相手の心を感じ取ることが大切
そうすれば
相手を理解することが出来る
相手を氣遣うことが出来る
護身にもつながる
澄んだ心には
相手を思い通りにしようという我がない
済んだ身体には
相手を支配しようとする力みがない
澄んだ心と澄んだ身体で相手を受け入れると
相手とより氣が通い
相手をより良く理解することが出来る
波静まった水面には、鏡のように周りの様子が映ります
人間の心も波静まれば、周りの様子が映ります
心が静まる程、明らかに映り
氣が及ぶ範囲が広がる程、映る範囲が広がります
相手に腕をつかまれたとしましょう
その腕を動かそうともがいても、なかなか動けません
腕をつかまれたとしても
反対の腕も、胴体も、脚も、心も、つかまれてはいないのです
他に動かせるもの、他に出来る事は一杯あるのです
何事においても、とらわれずに
出来る事は一杯あるということに氣付き行動すれば
道は開けてくるのではないでしょうか
「痛い!」「やめて~!」「助けてくれ~!」
どんなシーンを想像しましたか?
バイオレンスなシーンですか?
実は、私が子供とプロレスごっこをしているシーンです
心の中は楽しんでいます
「言葉」の字面と、言葉を発した人の「心」は、異なる場合があります
「言葉」は、「心」を伝える道具に過ぎません
人の話を聞くときは、「言葉」を聞くのではなく
その人の「心」を聞くことが大切でしょう
群れで生活する野生動物のボスは
群れの仲間が危険な目に合わないよう
四方八方に氣を張り巡らせ
広い感覚を持っているはず
私たちも、家族や大切な人を守る為に
広い感覚を持っていると良いでしょう
武道では、相手の心の動きに素早く氣付き
適切な行動が取れるように稽古します
「相手の心の動きに素早く氣付き、適切な行動が取れる」は
日常生活にも役立ちます
良く氣が利く人になれます
日常に活かせることを稽古してこそ、稽古の意味があります
野生の生き物は、獲物を捕らえたり、天敵から身を守る為に、
四方八方の氣配に氣付かなければなりません
獲物や天敵が起因となって生じる「氣」の変化を「心」が感じ取って
獲物を捕まえたり、天敵から逃げたりします
「氣」の変化を感じ取るためには、「心」がしずまっていることが必要です
それは、野生の生き物に限らず、私たちにも言えます
穏やかに眺めているときは、周囲を感じ取れますが、
にらんだときは、にらんだ方向しか見えなくなっています
このときに「氣」は…
穏やかに眺めているときは、氣が四方八方に通った状態にありますが、
にらんだときは、氣が通わない状態にあります
氣が四方八方に通った状態だからこそ、“氣付き”や“氣配り”ができます
車の運転、接客、護身等々…日常の様々な場面に関係します
普段から穏やかに眺めるような眼差しをしている方が良いでしょう
元氣を出したいけど元氣が出ない・・・
こんな時はどうするか?
元氣のない時、調子の良くない時は、感じ取れる範囲が狭くなっています
逆に、元氣な時、調子の良い時は、感じ取れる範囲が広くなっています
この関係を利用して、感じ取れる範囲を広げるのです
空、海、山といった雄大なものを相手にしていると
自然と感じ取れる範囲が広がります
氣分も自然と変わってくるでしょう
武道では、相手が何かしようとしてくる時、それに素早く氣付くことが大切です
氣付いて、危険を回避したり、相手を制したりします
その氣付く力は、日常生活でも役に立ちます
相手は元氣なのか元氣がないのか・・・
知り合いであれば、何か普段と違う感じはないか・・・
相手の心や氣の状態を感じて、その人に対して適切な対応をとることが出来ます
武道を学ぶ者は、よく氣付き
思いやりのある行動がとれる人になりたいものです