子に触れる母の手
子からは
呼吸が伝わる
鼓動が伝わる
心の状態が伝わる
氣を送り込めば
微細なものが伝わって来る
ブログの中で、「身体の使い方」「物の扱い方」に関するものです。
子に触れる母の手
子からは
呼吸が伝わる
鼓動が伝わる
心の状態が伝わる
氣を送り込めば
微細なものが伝わって来る
お箸を使うときは
先端を動かすため
先端に意識が通っている
ヨチヨチ歩きの子の手を取って歩かせるときは
足元に氣をつければ
足元まで意識が通っている
物や相手に意識を通せば
そのものと一つになった感覚になる
おにぎりを握る
力を込めて
お米の状態がよく伝わって来ない
お米を握りつぶしているかもしれない
おにぎりをにぎる
氣持ちを込めて
お米の状態がよく伝わって来る
優しくふっくらと握れる
氣持ちを込めれば
込めた相手の状態が
良く伝わって来る
「全身全霊」とは
体力と精神力の全てだが
全身に力を入れることではない
剣は力を入れては斬れない
力に頼らず念で斬る
全身に氣が通っていれば
全身が動くというだけのこと
全身全霊は
全身0対全霊10位がちょうど良い
不自然な姿勢は無理がある
無理があるから
長く続かない
正しい姿勢は無理がない
無理がないから
長く続く
姿勢は
物事を長く行う為の基本
あそこが痛いここが痛いなど
身体のどこかが氣になるようでは
全力は発揮できない
手がどう脚がどうなど
身体のどこかを氣にしながらでは
全力は発揮できない
身体が意識から消えているときが
本氣で物事を行っているとき
全力を発揮できるとき
調子の良くないときは
身体を重く感じる
調子の良いときは
身体を軽く感じる
まるで空氣のように軽くなって
周りの空氣と同化すれば
おおらかに振舞える
落ち着いている状態を
「足が地についている」という
ジャンプして下りるとき
かかとから下りると不安定だが
爪先からおりると安定する
身体が安定すると心も落ち着く
「足が地につく」は
「“爪先”が地につく」かもしれない
肩肘のはり
首肩の疲れ、コリ
上半身の使い過ぎ、緊張状態は
上半身に意識が偏っている可能性あり
バランスの良い状態は
意識が下腹にしずまっているとき
意識が下腹にしずまっていることを確認して
ものごとを行ってみよう
自分の能力が何倍にも増えたら…
自分に掛かる負荷が何分の一にも減ったら…
とても楽になるに違いない
そのポイントが「氣分」にある
大きな氣分でいたら
自分の能力が何倍にも増え
自分に掛かる負荷が何分の一にも減る
草取りをするとき
地中の根まで氣持ちを向けると、丸ごと抜き易い
根を感じ、根と繋がり一体となって動く
小さな子等の手をとって歩くときも
同じことをしている
相手を感じ、相手と繋がり一体となって動く
触れるときは
心でそのもの全体を感じながら触れると良い
剣で斬ったり突いたり払ったり
身体の力でそれらをやれば
力んだ動きとなる
心で追い風を吹かし
それに乗って動けば
無駄な力が抜け
氣剣一致の動作となる
腕を使う時
腕を動かすから疲れる
脚を使う時
脚を動かすから疲れる
腕や脚が勝手に動くようでなければならない
そのためには
心が外に向き
身体を忘れているようでなければならない
腕だけや上半身だけ等
部分だけを使っていては力を発揮できない
上手な人は全身を使っている
さらに上手な人は
氣迫とか迫力とか言われるものが伴っている
能力の高い順を整理すると
動くのは部分<全身<全体
「全身全霊」と言うが
「身」と「霊」は五分五分なのか?
前へ動くときに
身体に力を入れて進むより
心が前へ行く氣になって進む方が
障害の影響を受け難い
「全身全霊」は
「身」よりも「霊」を重視すべき
回転数の多いコマは
物に当たっても安定して回り続ける
回転数の少ないコマは
物に当たるとふらつく
回転していないコマは
ゴロゴロ転がるだけ
人間にもこの回転に相当するものが備わっていれば
しっかりするはず
進む方向へ心をはっきり使って歩けば
身体は安定ししっかりする
心なく歩けば
身体は不安定になる
何事を行うにも
心をはっきり使うことで
動きの質は上がる
剣は
自分の思いに従わせようと硬く接すると
氣のない死んだ剣になる
動きを応援する氣持ちで柔らかく接すると
氣のある生きた剣になる
それは人との接し方にも通じるのではないか
上半身の力の入る所から動くと
力んだ動きになり易い
下腹の力の入らない所から動くと
力まない動きになり易い
下腹の力の入らない所から動くと
腰の入った安定した動きになり易い
リラックスするとどうなるのか?
身体が軽いのがリラックス
重くなるのがダラックス(虚脱)
動き易いのがリラックス
動き難いのがダラックス
周りが良くみえるのがリラックス
周りがみえないのがダラックス
自立しているのがリラックス
依存しているのがダラックス
書の上手な人の動きをみると
遠心力が感じられる
身体の外の空氣まで動く感じ
それは書に限らず
スポーツも然り
楽器演奏も然り
上手な人は
場と共に身体が動いている
負荷を一部で負えば大変だが
全体に分散させれば楽になる
荷を腕だけで持てば大変だが
全身で持てば楽になる
身体を飛び出して
身体の外にまで分散させれば
もっと楽になる
人間は、形や体積があるので、固体?
血液のように流れるものがあるので、液体?
呼吸により外氣が出入りしているので、氣体?
固体、液体、氣体それぞれの特性を持っている
身体に力みがある時は、自分を固体として扱っている
自分を液体や氣体と認識してみると面白いかも(^^♪
氣力でマラソンを走る時
走る「氣力」があって
「心」がゴールに向かい
そして「身体」が動いている
そんな時は、必要最低限の力で動いているのではないか
つまり無駄な力みがない
普段もそんな感じで動けば
力まず動けるのでは…!?
心を打つ所作は
空氣が変わる
空氣がその人と一体となって動く
空氣を変えられるのが
一流の所作
力んで動けば、早く疲労が来る
力まず動くコツは無いか?…
力んだ動きは、小さく硬く見える
大きく動けば、力まず動けるのでは!
自分の身体にとらわれず
身体の外の空間も一緒に動くと思えば
力まず柔らかく動ける
お箸を自在に使いこなしている時は、
お箸は身体の一部になっている
物を持って扱う際、
物は身体の一部になっているか?
ペンは?ほうきは?ハンドルは?
ラケットは?ボールは?バットは?
使いこなせている時は、身体の一部になっている
つぼみは閉じている
花は開いている
つぼみは硬いイメージ
花は柔らかいイメージ
人間も、心身を閉ざしていれば、硬い印象になる
心身を開いていれば、柔らかい印象になる。
心身を開く、そして開かせる工夫を!
相手に手首を掴ませます。
掴まれた手を動かそうとしてもなかなか動けないのに、
空に絵を描くつもりで手が動くと、自由に動けます。
伸び伸び大きな氣持ちでいることが、
自由を生みます。
水中では、緊張して身体が硬くなると沈み易い。
リラックスして力を抜くと浮き易い。
それは、陸上でも同じでは…!?
身体に力が入っている時は、実は沈んでいる
リラックスして力を抜いている時は浮いている。
従って、力を抜いている方が自在に動けます。
イメージトレーニングは、実際に体を動かさず、
頭の中で考えて、正しい運動動作を学習すること。
イメージトレーニングにも関わらず、思わず力みが生ずる時は、
実際に動く時も力みが生ずる時です。
イメージトレーニングでも力みがなくなると良いでしょう。
泳ぎの苦手な人は、緊張して身体が硬くなっています。
水に対して、心身を閉じています。
陸上でも、緊張して身体を硬くしている人がいます。
周囲に対して、心身を閉じています。
心身を閉じることが、緊張につながります。
心身を開くことが、リラックスにつながります。
調子の良い時は、身も心も軽く感じます。
すぐにスキップが出来るくらい
身も心も軽い状態でいましょう。
すぐにスキップが出来る状態でいれば、
姿勢も良くなります。
機敏に動ける身軽さを身に付ける方法はないでしょうか?
激しく回り続けているコマは、物に触れると素速く動きます。
寝転がったコマには、そのような力はありません。
身体を左右に揺らしたり、あるいはブルブル震わせたりして動かし、
その動きを段々小さく速くしていきます。
動きが小さくなって見えなくなっても、
動きが続いていると決めて放っておきます。
身体がふわっと軽く感じられ、動き出し易くなります。
良い立ち姿勢とはどんな姿勢か?
「安定感」で考えてみましょう。
その場で軽く跳躍してみます。
かかとで着地すると、不安定で、且つ身体に衝撃が伝わります。
つま先で着地すると、安定感があり、且つ身体への衝撃が有りません。
軽く跳躍してつま先で着地した後、曲がった膝を戻せば、
安定した立ち姿勢になっていると言えるでしょう。
手から「不注意」に物を落としてしまう。
“手”に「意が注がれていなかった」のでしょうか。
大事なものだったら、落とさないかもしれません。
“物”に「意が注がれていなかった」と考える方が自然でしょう。
物に「意を注ぐ」、これを物に「氣を通す」といいます。
氣を通せば、そのものと繋がり、不注意に落とすことはなくなります。
心の状態と身体の動き方には、関係があります。
慌てて前のめりになったり、驚いてのけ反ったり…
落ち着きが無いときは、身体の上の方から動き
姿勢が崩れる傾向にあります。
心の落ち着くべき場所は、下腹といわれます。
下腹に心が落ち着いている時は、下腹から動く感じになります。
バランスを崩さずに動けるようになるので、怪我の予防や、
全身が一度に動く感じになるので、動きの質の向上につながります。
うちわで扇ぎ続けると、腕が疲れてきませんか?
腕を氣にし始めると、余計に疲れを感じます。
身体を意識して動くと、無意識にも身体に力みを生じます。
腕ではなく、風の方に意識を持って行くと、意外と楽になります。
動く時は、身体が動くのではなく、空氣となって風になる!
物を運ぶ時は、風が運ぶ。
庖丁で物を切る時は、風が切る。
合氣道で相手を導くのも、風が導く。・・・
色々な動作が楽になります。
お箸で食べ物をつかもうとする時、その食べ物のお皿が遠くにあれば、
お皿を近くに寄せるか、あるいは自分がお皿に近付くかしませんか?
身体から遠いまま無理をしても、上手くつかめません。
無理をして無駄な力が入ると、「氣」の流れが滞り、指先の感度が鈍ります。
逆に、感度の良い範囲内で動けば、「氣」の流れは滞らず、指先を自在に動かせるし、
無理がないので、身体の故障も防げるでしょう。
感度の良し悪しが、身体の使い方の良し悪しを教えてくれます。
身体を「ダラッ」とさせていると、体内では何が起きているか。
圧迫されますので、血液が流れ難くなったり、
臓器が働き難くなったりして、体力低下の元になります。
体内の圧迫を改善するために、
「ダラッ」ではなく、「フワッ」としているようにしましょう。
自分が風船で、体内に空氣がパンパンに入っているイメージでも良し。
自分が回転体で、外に向かって遠心力が働いているイメージでも良し。
いろいろ工夫して、「フワッ」としているように心掛けてください。
地球は、宇宙空間に浮かぶ星々の一つ。
その地球に住む私たちは、
A.宇宙空間に浮いている
B.地球の大氣の底に沈んでいる
どちらでしょう?
どう思うかで、身体の“しっかり度”が違います。
人に、身体を押したり持ち上げたりしてもらうテストをすると分かります。
Aと思った方が、しっかりしているのです。
氣分も大きくなるので、お勧めです。
伸び伸びと羽を広げて優雅に空を舞う鳥。
もし羽が縮まったら、上手く舞えないでしょう。
私達には羽はありませんが、
伸び伸びとした感覚は大切です。
伸び伸びとした感覚でいれば、
私達は、地上を優雅に舞うことが出来ます。
自由自在に、臨機応変に行動し易くなります。
箸を使いこなせるようになる前は、
持ち方や動かし方が氣になって、
先端を上手く使いこなせなかったと思います。
それは、持つ所に「氣」が止まって、先端まで「氣」が行き難いから。
同じような現象は、“強く持つ”ことによっても起きます。
箸、ハサミ、包丁、筆、ラケット、バット、クラブ、剣等・・・
物を持って扱うときは、“軽く持っている”のが基本です。
卵は、横から押すと弱いが、縦に押すと強いといいます。
人間も真っ直ぐ立っていると、上から負荷を掛けても結構強いものです。
しかし、姿勢が悪ければ、その強さは失われます。
お勧めは、「つま先立ち」。
つま先立ちをすれば、足先まで身体が真っ直ぐ起きた状態になります。
つま先立ちをして、そこから静かに下ります。
慣れない人は何回か繰り返すと良いでしょう。
試しに誰かに肩を下に押さえてもらうと、
しっかりしていることに氣付くことでしょう。
元氣を出したいけど元氣が出ない・・・
こんな時はどうするか?
元氣のない時、調子の良くない時は、身体を重く感じます。
逆に、元氣な時、調子の良い時は、身体を軽く感じます。
この関係を利用して、身体を軽く感じられるようにします。
立っていても、座っていても、寝ていても、
空に浮かぶ雲のように、ふわっとしています。
身体を変えると、氣分も変わってきます。